治療中に痛みはありますか?
2025年4月22日
前回のコラムでは、かぶせもの治療における麻酔の必要性について詳しく解説しました。歯のかぶせもの治療を受ける際に、「治療中に痛みを感じるのでは?」と不安に思われる方も多いのではないでしょうか。特に、歯科治療自体に苦手意識をお持ちの方や、過去に治療中の痛みを感じた経験がある方は心配になるかもしれません。結論から申し上げると、治療の種類や歯の状態によっては多少の違和感を感じることがありますが、多くの場合は麻酔を使用するため、強い痛みを感じることはほとんどありません。 今回のコラムでは、かぶせもの治療中の痛みについて詳しく解説していきます。
かぶせもの治療で痛みを感じる可能性がある場面
かぶせもの治療の流れは、大きく分けて「歯の形態整えと形成」「型取り」「仮の詰め物又は仮歯の装着」「最終的なかぶせものの装着」というステップになります。その中で、痛みを感じる可能性があるのは以下のような場合です。
①虫歯の除去や歯の形を整えるとき
かぶせものをする前に、虫歯を削る場合や、歯の形を整える処置を行う場合は、痛みが出る可能性があります。 特に、虫歯が神経に近い部分まで進行している場合、削る際に強い痛みを感じることがあります。
【対策として】
このような場合には、局所麻酔を使用することで痛みを感じずに治療を進めることができます。 現在の歯科麻酔は非常に効果的で、処置中の痛みをしっかり抑えることができますので、安心してください。
②麻酔が切れた後の違和感や痛み
治療中に麻酔を使用している場合、治療中の痛みはほぼありませんが、麻酔が切れた後に軽い痛みや違和感を感じることがあります。 これは、治療による刺激で歯や歯ぐきが敏感になっているためです。
【対策として】
通常は数時間から1~2日程度で痛みが軽減することがほとんどですが、痛みが強い場合は、鎮痛剤を処方することも可能ですので、無理せずご相談ください。もし治療後に痛みが長引く場合は、何らかの問題が起きている可能性もあるため、早めに歯科医院へご相談ください。
③神経を取る治療(根管治療)が必要な場合
歯の神経(歯髄)にまで虫歯が進行している場合、根管治療(神経を除去する治療)が必要になります。 この治療は、麻酔を使用するため治療中の痛みはほとんどありませんが、麻酔が切れた後に鈍い痛みや違和感が残ることがあります。
【対策として】
根管治療後の痛みは通常1週間ほどで落ち着きますが、必要に応じて痛み止めを服用し、違和感が続く場合は歯科医師に相談しましょう。
④最終的なかぶせものを装着するとき
かぶせものの装着時に、歯とぴったり適合させるために調整を行いますが、この際に軽い違和感を覚えることがあります。 しかし、基本的に強い痛みを感じることはありません。
【対策として】
かぶせものの高さや咬み合わせに違和感がある場合は、すぐに調整できるので遠慮せずにお伝えください。初めの数日(1~2日程度)は慣れない違和感があるかもしれませんが、通常は数日で落ち着きます。
痛みを最小限に抑えるための歯科医院の工夫とは
安心して治療を受けられるように、以下のような痛みをできるだけ抑える工夫があります。
✅ 表面麻酔の使用
麻酔注射の前に、歯ぐきにスプレーで噴射するもの、直接塗るタイプのもの、貼るタイプなどの多様な表面麻酔があり、治療を受ける方の年齢や状態を鑑みてこれらを使用することで、針を刺すときのチクッとした痛みが軽減します。
✅ 極細の針を使用
従来のものよりも細い針を使用することで、注射時の痛みを最小限に抑えます。
✅ 電動麻酔器の活用
麻酔薬を一定の圧力でゆっくり注入することで、違和感や痛みを減らすことができます。
✅ 痛みが不安な方にはリラックスできる環境を提供
治療中に緊張すると痛みを強く感じやすくなることがあります。リラックスできる雰囲気作りや、丁寧な説明などで不安は和らぎます。
治療中の痛みが心配な方へ
「痛みが苦手」「歯科治療に不安がある」「過去に痛い経験をした」という方もいらっしゃるかもしれません。当院では、できる限り痛みの少ない治療を提供することを大切にしています。
✅ 「麻酔が効きにくい」「痛みを感じやすい」といった経験がある方は、事前にご相談ください。
✅ 一人ひとりの状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。
✅ 不安があれば、治療の途中でも遠慮なくお伝えください。
痛みの少ない治療を心がけながら安心して通える歯科医院を目指しており、治療に関してご不明な点がありましたらご相談ください。


